病理診断科臨床実習の感想 (2016/04/20)

 患者診療における病理診断の重要性をどのように理解したか
・腫瘍であれば良性、悪性の診断、悪性腫瘍と分かれば病期の決定と治療方針決定のために病理診断は必要である。特に術中迅速診断はすぐに標本作製できるため、再手術など患者の負担を減らす事に役立っていることを理解した。
病理解剖は死因究明において必要で類似した症例の治療に生かせると理解した。
・病理診断は、患者予後や治療決定などに、重要であると理解した。また迅速診断は、手術を行うにあたり、必要不可欠なものである。切除範囲の決定や、転移の有無は、肉眼所見や画像所見では判断できない部分があり、病理による最終診断が必要である。また、病理学は病態を考えるにあたり大切な学問であるとも理解した。
・診療を行うにあたって必要不可欠なものであると感じました。肉眼で確認できる所見はもちろん重要でありますが、病理所見を確認することは診断の裏付けとなるので、患者の病態や今後治療方針を考えるためにも病理の知識を深めていくべきであると思います。
・術者や患者さんの治療方針や診断根拠になるので、病理診断はとても重要であり、病理の知識があることは、病態を学ぶことにつながると思った。疾患の全てがわかるわけではないが、細胞レベルで病変部を観察できるのは、診断根拠としてとても確証をもつことができると思った。
・臨床症状だけでは判別できない病期の診断や、治療方針の決定に重要な役割を持つことが改めてよく理解できた。
・迅速診断によって手術が不必要な人を開腹しなくてすむことや、病理診断によって治療方針を決めることができるので、患者さんを救う上で必要不可欠であると思っています。
・患者診療を行うにあたって、病期の決定や、確定診断の手助け、良悪性の区別などを決定するのに病理診断は重要である。

 病理診断科臨床実習の感想
・ 標本作製、細胞診断、組織診断など多くの事を実際に経験でき良かった。講義で胃の内視鏡画像を見たが胃癌の肉眼型分類は正直難しかった。これまで病理所見から疾患の病態を考えること、臨床から疾患を考えることを同時に行ったことがなかったので今回のCPCは大変良い機会となった。講義に関しては先生方のお話が分かりやすく、内容を理解しやすかった。また丁寧だった。全体を通して充実した1週間だった。
・ 病理学は、臨床のさまざまな場面で活躍していると感じた。そして、奥が深い学問で自分の知識の無さを痛感しました。一見するとバラバラに見える症状や所見が組織や細胞を見ることで、つながるのは凄いと感じました。また、講義や実習では、先生方が細かく教えて下さったので、病態の考え方などが身についたと思います。今後も病気について考えるときは、今回の実習を生かして、組織や細胞レベルで病態を考え、より本質的な勉強を心がけます
・ 今回の実習を終えてとても有意義な1週間を過ごさせていただけました。これまでに多くの授業、実習をうけてきましたが、スライドから病理所見を読み取るのが難しかったため病理に対して苦手意識を持っていました。そのためこの1週間の実習についていけるか不安でした。しかし標本作製やスライド内の病変の見つけ方などを丁寧に教えていただけ、またCPC実習において理解が乏しく混乱していた際には分かりやすく解説していただけたので知識を深めることができました。このポリクリで病理が楽しいと思えてきたので、これから苦手分野も楽しく思えるように勉強していきたいです。ありがとうございました。
・ CPC実習では、症例をベースに病歴や検査所見などから、1つ1つの疾患を関連づけることができ、知識を深めることが出来た。また、これからの勉強において、1つの疾患で病理所見は必ずあるので、そこから今回の実習のように色々な病態や関連疾患について学んでいけたら、より充実した勉強ができると思った。
・ 臨床実習では組織標本の作製及び診断や剖検など様々なことについて学ぶことができた。2,3年のころに実習で学んでいたことが、いかに重要だったかを強く感じた。
・ 予定パンパンでやることいっぱいあって疲労感ありますが、かなりの充実感を得ることができました。先生方の顕微鏡さばきはすばらしく、かっこよかったです。病理の先生方の雰囲気も居心地良く実習はとても楽しくできました。あと、CPCすごくためになりました。1週間ありがとうございました。
・ CPCは難しかった。肺が悪いと決めつけるのではなく、全身臓器を見て考えることが大事であると感じた。
 病理診断はあらゆる場面で大事であると感じた。
 先生方はみんな優しく丁寧に教えていただいた事を大変嬉しく思います。


以上,1週間のポリクリ実習が終わった後の学生(5年生)の感想です.
全ての班に書いてもらいますが,皆いいこと書いてくれるんだよな〜・・
病理やる!って学生いないかな...

(いちスタッフの独り言)