患者診療における病理診断の重要性をどのように理解したか。
・病理によって、治療法が変わってくるので、病理診断はとても大切だと学んだ。 鑑別疾患を病理的にきちんと否定することができる。
・乳癌などの部分切除でリンパ節断端に腫瘍があるのか追加切除を行うべきか患者のQOLに関わる重要な仕事であると感じた。 CPCでは死因との妥当性や各臓器の細胞レベルでどのような炎症が起きていたのかを知ることが可能で、今回のCPC実習でもMDSに対する治療が適切であったのかFeのモニタリングなどこれまでの治療に対する振り返り、反省が出来る点でも重要だと感じた。
・病理はがんを始めとして様々な疾患の診断、治療方針の決定に関わるものであり、非常に重要で責任ある分野であると感じた。
・標本作製の際に、自分が作ったものは、端が脱落していた。「この脱落していた所に病変があったらどうする?」ということを教えていただいた。確かにと思うとともに、病理医の見逃しは許されないのだと考えた。 ドクターズドクターと言われるだけあって、医師の中でも特に責任が高まっている部分があると理解した。 CPCの症例でも、病理の考えから治療法まで発展させることができた。
・普段の臨床現場ではあまり表舞台の上がらない病理科ですが、患者の病態や治療方針を決定する上で重要な役割を果たしていることが改めて実感させられたことです。CPC実習を通して、個々の臓器の病理所見を見ただけでは本当の患者の臨床像を理解したとは言えないこと、"臨床病理相関"を意識しながら臓器のつながりを考えることが病理診断科の大切なことと学びました。
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