研修医のひとコマ:CPC実習 (2014/12/15)

県立中部病院の研修医の皆さん.
仲良くPCで何やら作っているようですが...

これはCPC (clinicopathological conference)の準備をしているところです.
臨床研修ではCPCレポートの作成,プレゼンテーションが義務付けられています.

中部病院の研修医は,前の院長であった北村先生のご意向で,
CPCをきちんと行って欲しい,その期間だけでも病理をしっかり学んで欲しい,
ということで,1週間,岩手医大の我々の教室に来て実習を行っています.

剖検が行われた一症例について,
臨床の病態,病理の診断(肉眼,組織),病態のまとめを行います.
作成したスライドは後日病院に戻りCPCの場で発表します.

これはそのひとコマ.
皆さん,真面目に取り組んでいましたよ.

証拠写真として残しておきますね(笑)
少し油断したところをパチリ!

1週間お疲れ様でした.
楽しそうにディスカッションしている姿が印象的でした.

岩手医大の研修カリキュラムでも同様のCPC実習が行われます.
症例についてじっくり考え臨床病理相関を行う機会はとても勉強になる,
との感想をいつも頂いています.

本当であれば病院に勤務する病理医が指導できればいいのでしょうが,
岩手県は研修医がいても常勤病理医がいない病院がほとんどなので,
岩手医大が中心となり研修医のCPCをサポートしています.

さて,次はどんな研修医の方々がやってくるでしょうか??