The 45th Seminar in Diagnostic Pathology ! (2015/02/27)

今回のセミナーは産婦人科医としてだけでなく,
東北大学病院臨床研究推進センター 臨床研究ネットワーク部門長としても
ご活躍される東北大学医学部産婦人科学講座 特任教授 渡部洋 先生に
「臨床研究」をテーマにご講演いただきました.

ご講演の内容は,
1.臨床研究の現況と方向性
  臨床研究実施体制の変遷と対応
2.がん臨床研究と病理診断

臨床研究実施体制の現状,これはとても驚きました.
あくまでも個人的な意見ですが,
これは大学として危機感を持って早々に対応していかないと
大変なことになりそうです...

ご講演の後半は,がん臨床研究と病理診断.

臨床研究における病理医との連携
 −病理医への十分な臨床情報の提供
 −病理コンセンサス診断の妥当性協議
 −臨床医と病理医の十分な協議体制構築

臨床研究とは,専門を越えたネットワークを構築して行うもの.
病理医はどんどん臨床側へ出てきてコミュニケーションをとり,
意見を述べて欲しい,とのお話もありました.
たしかにこの点を苦手とする病理医は多いかもしれません..

質疑応答も白熱

泌尿器科の小原教授にもご参加いただきました.


その後は懇親会でも楽しい時間を過ごさせていただきました.

お二人は意気投合!

渡部先生,ご講演いただきまして有難うございました.
この場を借りまして教室員一同御礼を申し上げます.