いわて肝移植適応研究会 (2015/10/14)

毎年秋に開催される肝移植についての理解を深める研究会です.
内科,外科でお一人づつお呼びしてご講演いただくことが多いのですが,今回は小児科と病理の先生にご講演いただきました.
移植が幅広い分野の方々が携わる医療であることがうかがえます.

小児科からは済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科部長の 乾 あやの 先生.
小児で移植の対象となりうる様々な疾患について具体例を挙げつつお話しいただきました.
肝移植だけでなく,通常の肝疾患の診療をする上で,非常に役に立つご講演でした.

病理からは神戸大学 病理学講座病理診断学分野教授の 伊藤 智雄 先生.
'いむ〜の'の先生でもありますが,本邦で有数の肝移植施設である北海道大学で肝移植の病理に携わられた経験をお持ちです.病理の立場から,移植後肝生検の病理診断体制,標本作製,基本的な組織像,そしてsmall for sizeの組織を含めたデータをお話しいただきました.
移植病理医の育成についても質問させていただき,移植特有の迅速性と教育との両立がなかなか難しい点などは共通した悩みであることがわかりました.

その後は伊藤先生とともに佐々木教授をはじめとする外科の先生方と懇親会へ.
なんと!写真はこの時のしかありません...

遠いところご来盛いただきありがとうございました.
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます.