Q-1. 患者診療における病理診断の重要性をどのように理解したか。
・ 診療においては、病理診断が病気の確定診断や治療方針の決定に重要な役割を果たしているのだと学びました。患者と直接関わっていなくても、その患者のこれからを左右するのが病理医なのだと今回の実習で感じました。
・ CPC実習を通して、臨床像だけをみて作った病態のフローチャートと病理像もふまえたフローチャートを見比べると、臨床所見には表れていない所見もみられ、よく深く病態にせまることができると実感した。また同時にX線所見、CT所見だけでは確かめることができないことも多くあり、確実な診断のために、不可欠なものであると感じた。加えて診断のためにその定義を十分に理解していなければならないとも感じた。
・ 病理像でみられる所見から、様々な疾患が考えられる。病理像で見られる所見と臨床症状、所見をあわせて考えると臨床症状や所見からだけでは考えられない(隠れた)病態を考えるきっかけになる。病理診断によって考えられる疾患の幅を広げ、そして病態を確率させることができる。病理診断は診断を行う上で、根本的で、最終的な手段である。
・ 臨床経過だけではわからない病態が病理診断を行うことで明らかになる。各臓器の組織所見を見る事で身体全体でどのようなことがおきていたのかを理解できることがわかった。
・ 臨床だけで判断できないことを、病理診断で確定診断や推定診断するので、とても重要なポジションだと思った。
・ 臨床所見だけでは診断の確実性は得られない。病理所見も含めて疾患の全体像を把握することが可能になることを学んだ。
・ 臨床所見や、症状からでは分からなかった疾患が組織所見から分かったり、既に予想している疾患についても特徴的な組織像を見つけることにより、臨床と病理の両方からアプローチし、確定する上で病理診断は重要であると思う。
・ 検査所見や、症状からは読み取ることのできない情報を探し、診断に結びつけるという点で、病理診断はとても重要であると思いました。
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