患者診療における病理診断の重要性をどのように理解したか。
・免疫染色の実習で、患者さんの治療および生存率について学び、病理診断の重要性と怖さを学びました。
・炎症性変化なのか腫瘍病変なのか、悪性度などの程度なのか、構造異型はどの程度なのかなど、臨床での治療の基準となる病理診断は現代医療の基盤であると感じられた。病理標本作製という一見単調な作業の中に診断から治療の根拠となる情報が詰まってあり、いかに臨床医が病理診断に助けられているかを改めて考えさせられた。
・組織所見⇔肉眼所見⇔診断を行き来することにより自分の診断や治療を改善させる事が出来ることを実感し、病理診断学の重要性をわずかながらも理解できたと思う。
・適切な治療をするためには、正しい診断を行う必要があるので病理診断は医療に不可欠なものだと思った。
・病理診断は最終診断であり、患者さんにとっての岐路とも言えるものを決める最も重要なものであると考える事ができる。さらに、病理診断により、病気を確定させ治療方針の決定を支えているものでもある。また病気診断の1つである病理解剖は、生前受けていた治療が正確な診断に基づいたものであったか、また適切な治療であったかを裏付けるものであり、生前の診断・治療の客観的な評価を行う最後の機会である。さらに、病理解剖による資料は今後の臨床に活かすことができることからも、病理診断の重要性は非常に高いものであると言える。
・患者の各臓器が実際にどのような状態になっているのかを見て判断することができ、症状だけでは判断しがたいことがわかることがある侵襲を伴うことがあるが情報量の多い診断であると考えました。
・病理診断には、細胞診断、生検組織診断、手術で摘出された臓器、組織の診断、手術中の迅速診断、病理解剖と多岐にわたる。現在では、内視鏡が発展し、生検が増加している中で、医師は必ず病理診断に関わる必要がある。細胞診・組織診により治療方針やレジメを決定することができ、患者によりよい治療を提供できる。また、病理解剖により献体が生前どんな生き方をしたか、何が原因で亡くなったのか、どんな治療をしていたら生き延びることができたかを解明していき、次に同じような症状に出会った時の治療に役立てることができる。病理診断は、患者だけでなく、医師にとっても重要な役割を担っていることを改めて感じた。
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