患者診療における病理診断の重要性をどのように理解したか。
・責任感の有る科であり、患者の予後に多く影響を与える。エコー、CT、MRIと画像診断は優れているが、やはり確定診断は病理に勝るものはないと感じた。また、当りを付けて、その臓器のみを見るのではなく、全身を検索する必要性もある。見逃しは許されず、臨床症状では生じていない病態の発見も可能である。 同時に、各臓器への理解も深くなければならず、勉強不足は許されないと感じた。
・患者診療における病理診断は、治療方針や生命予後を左右する非常に重要なものであると考えます。特に術中迅速診断などは短時間で凍結標本で正確な判断をしなければならないので責任がとても重いと感じました。
・病理診断して治療方針が決まるパターンがあるように、臨床への貢献、患者への利益となる割合が大きい。CPCでは病理診断で患者の病態をマクロ、ミクロでみることによって情報を得て死因究明することにより、患者に何が出来たかが分かり、医療水準の向上に活かすことができる。
・癌の細胞診、組織診の判断や、迅速診断など、患者さんのその後の治療を決めるような診断があって、1つ1つの判断がすごく重要であることを感じました。 また、CPC実習をやって、実際に組織を見てみると思っていなかった病態が浮かび上がってくることがあるので、その人がなぜ亡くなったのかということをきちんと解明して、次につなげていくことは大切なことだと思いました。
・臨床だけでは分からない病変をミクロ像や解剖で診断できるのは重要であり、細胞や組織レベルで病気を正確に診断できることは今後の医療に不可欠であると思った。
・患者の病名を診断する上で病理診断は欠かせないものであることを学ぶことができました。病理診断があってこそ生存していた時点では分からなかった死因をつきとめ、未来の医療に役立てることのできる科であり、重要性を理解することができました。
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