杉本 亮 先生 初心声明 (2018/08/22)

2018年度病理専門医試験をうけての初心声明

 この度2018年度日本病理学会、病理専門医試験に合格させて頂きました。

平素よりご指導・激励を頂いております菅井有教授、石田和之准教授、繰り返し検鏡試験を行って頂いた上杉憲幸講師、刑部光正講師、軟部腫瘍および血液疾患では佐藤孝教授、阿保亜紀子講師にご教授頂きました。また、口腔領域におきましては武田泰典先生にご教授頂きました。また、直前に腎炎の講義をして頂いた順天同大学浦安病院の冨田茂樹先生、試験の心構えを指南して頂いた滋賀医大向所賢一准教授、病理診断学講座および病理検査室の諸先生のご協力・ご指導の賜物と存じております。試験に合格したものの、病理医としてのスタートラインに立ったに過ぎず、この結果に満足せず日々精進を続けていきたいと思います。引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

2018年8月13日
病理診断学講座
助教 杉本 亮


病理専門医試験に際し使用した資料・参考書

勉強方法:
1. 過去問(15年分)をエクセルに入力し、疾患毎にソートし出題頻度および傾向を観察した。その後、臓器別に再度集計し直した。出題される頻度の高い疾患からチェックしていった。その後、要項を参照し補足した。
2. 疾患を学習する際は、アトラス数冊およびWebからの画像を印刷しノートに貼っていった。
3. 次いで教科書を数回読んだ。
4. 教室に保管してある典型例に眼をとおした。また、通常診断時に見つけた典型例は別個に標本として頂いており自分用の標本集が出来ていたので、それも見直した。
*解剖例に関しては、「臨床病理検討会の進め方・活かし方-CPCの作法-」を読む以外、特に対策はしてない(1例1例PPTスライドを作製しチャートも作製していた。)

標本:
1. 病理解剖
2. 通常の診断業務
3. 大学の教育用標本集
4. 診断時に作製した典型例

書籍・資料:
1. 15年分の過去問
2. 外科病理学
3. 組織学アトラス
4. カラーアトラス病理組織の見方と鑑別診断
5. 病理診断クイックリファランス
6. 病理診断を極める60のクルー
7. 彩の国病理組織アトラスvol. 1-3
8. 臨床病理検討会の進め方・活かし方-CPCの作法-
9. 徹底攻略!病理解剖カラー図解
10.各種癌取り扱い規約
11.腎生検診断Navi
12.読む・解く・学ぶ細胞診Quiz50 ベーシック/アドバンス編

HP:
1. 軟部病理の部屋:http://soft-tissue-tumor.seesaa.net/
2. web版血管病理アトラス:http://www.vas-mhlw.org/html/pathology/index.html
3. 唾液腺腫瘍の病理診断:http://www001.upp.so-net.ne.jp/moririn/index.html
4. 科学映像館:http://www.kagakueizo.org/
5. 口腔病理:http://www2.dent.nihon-u.ac.jp/OralPathologyAtlas/Ver1/index.html
6. みて学ぶ口腔病理:http://www.usamimi.info/~ororz/top.htm
7. 皮膚科データベース:http://www.dermis.net/dermisroot/ja/home/index.htm
8. 血液腫瘍画像データベース:http://www.midb.jp/blood_db/db.php
9. Webpathology.com: http://www.webpathology.com/index.asp
10.Histopathology Atlas: http://patologia.cm.umk.pl/atlas2/
11.Pathologyoutlines.com: http://www.pathologyoutlines.com

その他:
1. こわいもの知らずの病理学講義
2. 医学のあけぼの
3. 胃癌外科の歴史
4. がん-4000年の歴史- 上下
5. 解剖医ジョンハンターの数奇な生涯