病理診断科ポリクリの感想(○△□班の感想) (2018/09/10)

患者診療における病理診断の重要性をどのように理解したか。

・病理によって、治療法が変わってくるので、病理診断はとても大切だと学んだ。
鑑別疾患を病理的にきちんと否定することができる。

・乳癌などの部分切除でリンパ節断端に腫瘍があるのか追加切除を行うべきか患者のQOLに関わる重要な仕事であると感じた。
CPCでは死因との妥当性や各臓器の細胞レベルでどのような炎症が起きていたのかを知ることが可能で、今回のCPC実習でもMDSに対する治療が適切であったのかFeのモニタリングなどこれまでの治療に対する振り返り、反省が出来る点でも重要だと感じた。

・病理はがんを始めとして様々な疾患の診断、治療方針の決定に関わるものであり、非常に重要で責任ある分野であると感じた。

・標本作製の際に、自分が作ったものは、端が脱落していた。「この脱落していた所に病変があったらどうする?」ということを教えていただいた。確かにと思うとともに、病理医の見逃しは許されないのだと考えた。
ドクターズドクターと言われるだけあって、医師の中でも特に責任が高まっている部分があると理解した。
CPCの症例でも、病理の考えから治療法まで発展させることができた。

・普段の臨床現場ではあまり表舞台の上がらない病理科ですが、患者の病態や治療方針を決定する上で重要な役割を果たしていることが改めて実感させられたことです。CPC実習を通して、個々の臓器の病理所見を見ただけでは本当の患者の臨床像を理解したとは言えないこと、"臨床病理相関"を意識しながら臓器のつながりを考えることが病理診断科の大切なことと学びました。


病理診断科臨床実習の感想

・木曜日1日で顕微鏡の画像について考えるのは大変だったので水曜日の午後からやればいいと思う。
自分たちで考える時間もあって良かった。
先生達が丁寧に教えてくれた。

・迅速診断でどのように標本を製作しているのか実際に見ることができた。
脂肪組織で標本を作るときに難しくその際にフィルムを使っていてとても貴重な体験でした。
CPC実習でも全身の臓器に関わると感じた。

・CPCで患者がどうして亡くなったのかを、臨床経過から推測し、肉眼像、病理像で証拠となる所見を探し、議論することが楽しかった。
病理所見を見る時間が少なかったので、水曜日の午後に肉眼像を呈示し、木曜日を1日使って組織像をじっくり観察したい。
今までも沢山のプレパラートを見てきましたが、改めて診断の難しさを感じました。
どの先生方も質問に対して丁寧に答えていただきました。

・間違った答えを言っても、考え方を教えて下さった上で、訂正してくれたので勉強になった。積極的に答えることが出来たし、ありがたかった。
よい訓練になった。

・木曜日からマクロ画像と病理標本を一気に見て検討するのは時間的にキツキツだったので、少なくとも水曜の午後からマクロ画像の検討を行うという予定に切りかえた方がいいと思いました。


指導医コメント

・重要性はしっかりと実感してもらえたようです.

・キツキツだったという意見が多いのですが,もっとじっくり組織をみて考えたかったとの理由が嬉しいですね.病理は苦手だったのですが...と話してた学生さん達です.

・この感想は指導医も嬉しいです.